静かに染み込む映画「海街diary」
先日、鎌倉に行ってきました。
10年くらい憧れていて、ついに念願叶って行くことができました。
以前、尾道にいったときも好きだなぁと思ったのですが、
海があって、山があって、お寺がある。
どうやら、そこがぼくのツボみたいです。
まぁ、そんなこんなで、大好きな鎌倉が舞台の
海街diaryは見なければいけないと思っていたので、行ってきました。
感想をざっくり言ってしまえば、泣きましたね。
簡単なあらすじを書くと、
もともと3人姉妹が同居していたところに、
父親の不倫相手の腹違いの妹がやってきて一緒に暮らしはじめる話です。
鎌倉の風情と四季折々の風景の中での一年間。
大きな事件はなく時間が移っていくのですが、
その中でのそれぞれの葛藤や心の変化が描かれています。
いろんなところで言われてますが、やっぱり四姉妹がよかったですね。
素直な広瀬すず、そして、もはや貫禄さえ感じさせる綾瀬はるか。
最初の数分でしっかりとキャラが伝わってくるので、
あとは、それぞれに感情移入することができました。
そんな4人の日常の中で、少しずつ近づく距離感、それぞれの成長。
それをちょっとした表情や仕草で表現しています。
2時間に収めるためにエピソードもカットされているのもあるでしょうが、
そんなに深く語ることのない抑えを効かせた演出です。
撮影が瀧本幹也で、音楽が菅野ようこ。
どちらもすごいよかったです。
派手なことはなかったけど、終わったときに幸福感に包まれる2時間。
のんびりと観れて、ほっこりしてしまう映画でした。
マンガも読んでみようと思います。
あ、そうそう。
10年前の映画に「ラヴァーズ・キス」というのがあって、同じ原作者なんです。
そこで成宮寛貴が演じていた藤井くんが海街diaryでも出てきます。